お稽古事の一つとして、人気の高いバレエですが、ステージの華やかさが注目されがちです。バレエは主役や演舞を踊るバレエダンサーの振り付けや踊りだけではなく、音楽や衣装など総合的な芸術として鑑賞される芸術です。その人気の高さから、日本のバレエ人口は約40万人にものぼります。ただ、バレエは様々な種類があり、多くの教室があるためどこで学ぶのがいいのか悩むことも少なくありません。そこでこれからバレエを学びたい、もっと知りたい方のためにバレエとは一体どんな競技なのか、その歴史と共に詳しくご紹介します。

バレエはイタリアで生まれた貴族の踊りが起源

ダンスと混合されがちですが、ダンスは舞踊すべてのジャンルを総合して呼びます。一方バレエは劇場芸術の一つです。観客の前で演じるダンサーだけでなく舞台の美術、音楽、衣装、照明、さらに振り付けに至るまで舞台を作り上げるすべてがバレエを作り上げます。そのためバレエは総合舞台芸術とみなされているのです。世界中に有名なバレエ団があるためロシアやフランスが起源と思われがちですが、元々はルネッサンス期のイタリアで、貴族が踊った「バロ」と呼ばれる踊りが朗読や演劇の一つとして発展したものが「バレエ」です。イタリアからフランスへは、メディチ家からフランス王室に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスによって伝わり、ルイ14世が王立舞踏アカデミーを創立したことで大きく発展します。一般の人がバレエに触れることができるようになったのは、ルイ14世の没後、宮廷から劇場へとバレエの舞台が移り、職業ダンサーが踊るようになってからです。やがてフランスからロシアにバレエが伝わり、独自の発展を遂げます。

プロになるためには地道なレッスンの積み重ねが必要

日本には多くのバレエ教室があり、子供から大人まで多くの人がバレエを学んでいます。優秀なダンサーがいる日本ですが、海外と比べるとバレエ教育に関しては基準がなく、バレエ学校やバレエ教室で技術を身につけ、オーディションを受けてバレエ団に入ることがプロの道になっています。一方海外では公的なバレエ学校があり、10歳ぐらいから学ぶことができます。またバレエの指導者になるためには国家資格が必要なため、日本のように誰でもバレエを教えられる環境とは違い、プロになるために子供の時から海外へ留学する人も多くいます。日本でもバレエ学校はありますが、高校生~大学生ぐらいが対象となっていることが多く、かつ募集人数も少ないため狭き門となっているのが現状です。またバレエ教室で学びながら海外のコンクールで結果を出し、留学をする人もいます。

バレエを身につけるには年齢や経験に応じたクラス分けがされている教室で学ぶのがおすすめ

バレエの技術はもちろん、音楽や衣装などもバレエの要素の一つです。踊れることの楽しさにはあこがれの衣装を身につけることも含まれます。そういった対応をしてもらえることはもちろん、長い時間をかけてステップアップをしていくためにも、自分の踊りを客観的に見ながらきちんとした指導者の下で学ぶことも大切です。そのためにもレベルや年齢に合わせたクラス分けをしている教室を選ぶのがおすすめです。ただ、子供の間は成長も早く、舞台を重ねるごとに上達していきます。そのため、記録を残しておかないと後悔することも少なくありません。株式会社東京アートアイでは、スタジオ写真や会場・控え室での撮影にも対応していますので、発表会前に記念撮影も可能です。撮影は無料で後日お気に入りだけをプリントしますので、自分やお子様のバレエを記録し、保存するためにもぜひ一度お問い合わせください。